第3回 「モデル地区の緑化計画」プレゼンテーション
平成23年7月16日
緑化センター
前回の3つの地域と1つのチームがワークショップをした結果を、プレゼンテーションし、どの地域に実際に緑化ができるか、参加者全員で投票をいたしました。各地域とも広く知っていただけるよう応援団を呼び、大勢の参加をいただきました。
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「熊谷ビジョン」チーム “ハーブでハートのまちづくり”
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どこの地域でも協力できることとして、トピアリーを利用して植物で動物園をしたら面白い。
参道や駐車場への植樹、ハーブをプランターに植え緑の途切れた場所に置く。
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川沿い地域 “あたたかいふるさとの散歩道”
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地域を見直す作品展にも生かせるように、現在ブロック塀を取り壊したところがあるのでそこに植樹し、緑をつなげたい。
橋の上の緑化や、使われていない官地にポケットパークができたら、地域の憩いの場として利用できるのではないか。また民地にもポケットパークができ、蛍が舞うような環境に戻れるようにしたい。
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星川通り “清流と花と緑の散歩道”
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地域でビジョンを共有し、駐車場や商店の緑化だけでなく、星川にも緑のゲートができるようにするのはどうか。
熊谷の涼しさが星川から始まるようにアピールするのはどうか。
季節を感じられるような花を植えたい。
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鎌倉町通り “いざ!鎌倉街道 商店街”
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地元のまとまりがあるので少しずつ始められることが必要。
ヒューム管を子供たちがペイントしたものに植樹をし、それを各店舗に置く。
参道を緑のゲートとすることや、子供たちが遊べるすべり台を併設したポケットパークを将来設けられたら良いのではないか。
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審査員コメント
建築士会大里支部長 加賀さん
「仕事柄、アイディアのおもしろいところを選びました。」
環境政策課課長 戸森さん
「実現可能なところに投票いたしました。」
商工会議所会頭 木島さん
「自分が今まで力を入れてきた場所に投票しました。」
デザイナー 正木さん
「創造性、オリジナリティー、地域性、ローカリティー、具体性、実現性があるかを考えることによって、どの地域からスタートすれば良いかが見えてくるのではないか。」
総評
甲斐さん
「補助がなくてもやるところがあれば、資金不足の地域、マンパワー不足の地域と各地域で現在のステージが違うと思う。しかし、地域性を生かした暑い熊谷発のプロダクトとして「クール式産業つくり」も発信できるのではないか。
今回は、実現性が高い地域として星川通りと川沿い地域に植樹をしていったらどうか。その中から鎌倉町通りで取り組めるものを、取り入れればよいと思います。」
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こうして、モデル地区が決まりました。植樹は10月の予定です。どのような緑の風が吹くでしょうか?ぜひお楽しみに!
最後に、緑は手間がかかります。剪定や落ち葉やら虫やらと隣近所にも影響します。しかし、そこで隣人にひと声かけることで地域の関係は生まれ、助け合いやコミュニティーに発展していくのではないでしょうか。人は緑によって安らぎを感じたり、癒されたりするものですが、人との関係によっても同じものを得られると思います。それはこの震災が教えてくれたことでもあるけれど。 |